OCDモニタのメモリ領域を指定します。
[指定形式]
-DEBUG_MONITOR[=address1-address2]
|
OCDモニタのメモリ領域を確保しません。
[詳細説明]
- | address1,address2には,OCDモニタ先頭アドレス,OCDモニタ終了アドレスを指定します。 |
- | OCDモニタ先頭アドレス,OCDモニタ終了アドレスを省略した場合,以下を指定したものとします。 |
0バイト
OCDモニタ先頭アドレス:内蔵ROMの終了アドレス - 512 + 1
OCDモニタ終了アドレス:内蔵ROMの終了アドレス
- | 【V1.10以前】0x2,0x3,0xCE~0xD7番地と,OCDモニタ先頭アドレスからOCDモニタ終了アドレスの領域を0xFFで充てんします。 |
- | 【V1.11以降】0x2,0x3番地,とデバイス仕様にあわせた領域,および,OCDモニタ先頭アドレスからOCDモニタ終了アドレスの領域を0xFFで充てんします。 |
- | ベクタテーブルでもある0x2,0x3番地の領域は,以下の指定を優先します。
-rrmオプション > -debug_monitorオプション > アセンブリ・ソース・ファイルの指定
> -vectnオプション > -vectオプション |
- | OCDモニタのメモリ領域がユーザ・オプション・バイトの配置先を含む場合は,以下の指定を優先します。
-user_opt_byteオプション > アセンブリ・ソース・ファイルの指定 > デバイス・ファイルの指定
> -debug_monitorオプション |
- | OCDモニタのメモリ領域がオンチップ・デバッグ制御値の配置先を含む場合は,以下の指定を優先します。
-ocdbgオプション > アセンブリ・ソース・ファイルの指定 > デバイス・ファイルの指定
> -debug_monitorオプション |
- | OCDモニタのメモリ領域がセキュリティID値の配置先を含む場合は,以下の指定を優先します。
-security_idオプション > アセンブリ・ソース・ファイルの指定 > デバイス・ファイルの指定
> -debug_monitorオプション |
[使用例]
- | OCDモニタのメモリ領域を0x2FC00~0x2FFFに指定します。 |
>rlink a.obj b.obj -device=dr5f10y14.dvf -debug_monitor=2FC00-2FFF
|
[備考]
- | 本オプションは,-form={object|relocate|library}オプション,または-stripオプションを指定した場合は無効となります。 |
- | -deviceオプションを指定していない場合,本オプションは無効となります。 |