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[メールボックス]タブ

RI78V4のメールボックス情報(メールボックス名,IDなど)を表示します。
図A―13  [メールボックス]タブ
ここでは,次の項目について説明します。
[オープン方法]
- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択
- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択
[各エリアの説明]
(1) 情報表示エリア
(a) 第1階層
RI78V4のメールボックス情報(メールボックス名,IDなど)を表示します。
なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。
メールボックス名
メールボックスの現在状態を示すアイコン,およびメールボックスの名前を以下の形式で表示します。
アイコン 名前
なお,名前が未定義の場合には,“ID”が表示されます。
待ちタスクあり
待ちメッセージあり
待ちタスク/待ちメッセージなし
ID
メールボックスのIDを表示します。
キュー状態
メールボックスの現在状態を表示します。
Waiting Tasks
待ちタスクあり
Waiting Messages
待ちメッセージあり
Empty
待ちタスク/待ちメッセージなし
メッセージ最大優先度
メッセージの最大優先度“0x1F”を表示します。
なお,メッセージのキューイング方式がTA_MFIFOの場合には,“-”が表示されます。
属性
メールボックスの属性(タスクのキューイング方式,メッセージのキューイング方式)を以下の形式で表示します。
タスク メッセージ
【タスクのキューイング方式】
TA_TFIFO
メッセージの受信要求を行った順
【メッセージのキューイング方式】
TA_MFIFO
メッセージの送信要求を行った順
TA_MPRI
メッセージの優先度順

(b) 第2階層
- 待ちタスク情報
メールボックスにタスクがキューイングされている場合に限り,待ちタスク情報(タスク名,IDなど)を表示します。
なお,待ちタスク情報についての詳細は,[タスク]タブを参照してください。
図A―14  [メールボックス]タブ(待ちタスク情報)
備考1.  待ちタスク情報(タスク名,ID,状態,待ち要因,待ちデータ,残り時間,割り込み,現在の優先度,タスク起動アドレス,現在のPC)の各セルをダブルクリックした際には,タスクのソース・ファイルをエディタ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。
2.  待ちタスク情報(現在のタスクSP)のセルをダブルクリックした際には,タスク・スタックの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。
- 待ちメッセージ情報
メールボックスにメッセージがキューイングされている場合に限り,待ちメッセージ情報(メッセージ・アドレス,メッセージ優先度など)を表示します。
図A―15  [メールボックス]タブ(待ちメッセージ情報)
なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。
メッセージ・アドレス
メッセージの先頭アドレスを表示します。
メッセージ優先度
メッセージの優先度を表示します。
なお,メッセージに優先度が付与されていない場合には,“-”が表示されます。

備考  待ちメッセージ情報(メッセージ・アドレス,メッセージ優先度)の各セルをダブルクリックした際には,メッセージの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。
[コンテキスト・メニュー]
マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。
(1) ヘッダ行
表示
表示有無を選択するためのカスケード・メニューを表示します。
選択項目名
選択項目として,以下を表示します。
メールボックス名,ID,キュー状態,メッセージ最大優先度,属性
チェック状態
該当項目を表示します。
非チェック状態
該当項目を表示しません。
表記
表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。
選択項目名
選択項目として,以下を表示します。
ID,メッセージ最大優先度
10進数
該当項目を10進数で表示します。
16進数
該当項目を16進数で表示します。

(2) フッタ行
表示項目のリセット
表示状態(表示有無,表記進数,表示順序,表示幅など)を初期状態に戻します。