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[タスク]タブ

RI78V4のタスク情報(タスク名,IDなど)を表示します。
図A―4  [タスク]タブ
ここでは,次の項目について説明します。
[オープン方法]
- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択
- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択
[各エリアの説明]
(1) 情報表示エリア
RI78V4のタスク情報(タスク名,IDなど)を表示します。
なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。
タスク名
タスクの現在状態を示すアイコン,およびタスクの名前を以下の形式で表示します。
アイコン 名前
なお,名前が未定義の場合には,“ID”が表示されます。
DORMANT状態
READY状態
RUNNING状態
WAITING状態
SUSPENDED状態
WAITING-SUSPENDED状態
ID
タスクのIDを表示します。
状態
タスクの現在状態を表示します。
Dormant
DORMANT状態
Ready
READY状態
Running
RUNNING状態
Waiting
WAITING状態
Suspended
SUSPENDED状態
Waiting-Suspended
WAITING-SUSPENDED状態
待ち要因
タスクの待ち要因(WAITING状態の種類,WAITING状態へと遷移するきっかけとなった管理オブジェクトのID,WAITING状態の属性)を以下の形式で表示します。
種類 (ID) 属性
なお,タスクの現在状態がWAITING状態,WAITING-SUSPENDED状態以外の場合には,“-”が表示されます。
また,WAITING状態の種類が起床待ち状態,時間経過待ち状態の場合には,“(ID)”が表示されません。
【WAITING状態の種類】
SLP
起床待ち状態
DLY
時間経過待ち状態
SEM
資源待ち状態
FLG
イベントフラグ待ち状態
DTQ
データ待ち状態
MBX
メッセージ待ち状態
MPF
メモリ・ブロック待ち状態
【WAITING状態の属性】
ANDW
AND待ち
ORW
OR待ち
FIFO
FIFO順
PRI
優先度順
待ちデータ
タスクがイベントフラグ待ち状態へと遷移するきっかけとなった要求条件を表示します。
なお,タスクの現在状態がイベントフラグ待ち状態以外の場合には,“-”が表示されます。
要求ビット・パターン
イベントフラグ待ち状態
残り時間
時間経過待ち状態が解除されるまでの残り時間(単位:tick)を表示します。
なお,タスクが永久待ちの場合には,“TMO_FEVR”が表示されます。
また,タスクの現在状態がWAITING状態,WAITING-SUSPENDED状態以外の場合には,“-”が表示されます。
割り込み
タスクの現在割り込み状態を表示します。
Disable
マスカブル割り込みの受け付け禁止状態
Enable
マスカブル割り込みの受け付け許可状態
現在の優先度
タスクの現在優先度を表示します。
タスク起動アドレス
タスクの起動アドレスを表示します。
現在のPC
タスクのカレントPC値を表示します。
現在のタスクSP
タスクのカレントSP値を表示します。
タスク・スタック・エリア
タスク・スタックの開始アドレス,末尾アドレス,およびサイズ(単位:バイト)を以下の形式で表示します。
開始アドレス - 末尾アドレス(サイズ)
初期優先度
タスクの初期優先度を表示します。
サスペンド要求回数
タスクのサスペンド要求数を表示します。
起床要求回数
タスクの起床要求数を表示します。
起動要求回数
タスクの起動要求数を表示します。
属性
タスクの属性(タスクの初期起動状態,タスクの初期割り込み状態)を以下の形式で表示します。
初期起動状態 初期割り込み状態
【タスクの記述言語】
TA_HLNG
C言語
TA_ASM
アセンブリ言語
【タスクの初期起動状態】
TA_ACT
READY状態
表示なし
DORMANT状態
【タスクの初期割り込み状態】
TA_DISINT
マスカブル割り込みの受け付け禁止状態
TA_ENAINT
マスカブル割り込みの受け付け許可状態
拡張情報
タスクの拡張情報を表示します。
タスク例外処理ルーチン起動アドレス
常に,“-”が表示されます。
タスク例外状態
常に,“-”が表示されます。
タスク例外起動要求要因
常に,“-”が表示されます。
タスク例外実行中要因
常に,“-”が表示されます。
タスク例外属性
常に,“-”が表示されます。

備考1.  タスク情報(タスク名,ID,状態,待ち要因,待ちデータ,残り時間,割り込み,現在の優先度,タスク起動アドレス,現在のPC,初期優先度,サスペンド要求回数,起床要求回数,起動要求回数,属性,拡張情報,タスク例外状態,タスク例外起動要求要因,タスク例外実行中要因,タスク例外属性)の各セルをダブルクリックした際には,タスクのソース・ファイルをエディタ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。
2.  タスク情報(現在のタスクSP,タスク・スタック・エリア)の各セルをダブルクリックした際には,タスク・スタックの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。
[コンテキスト・メニュー]
マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。
(1) ヘッダ行
表示
表示有無を選択するためのカスケード・メニューを表示します。
選択項目名
選択項目として,以下を表示します。
タスク名,ID,状態,待ち要因,待ちデータ,残り時間,割り込み,現在の優先度,タスク起動アドレス,現在のPC,現在のタスクSP,タスク・スタック・エリア,初期優先度,サスペンド要求回数,起床要求回数,起動要求回数,属性,拡張情報,タスク例外処理ルーチン起動アドレス,タスク例外状態,タスク例外起動要求要因,タスク例外実行中要因,タスク例外属性
チェック状態
該当項目を表示します。
非チェック状態
該当項目を表示しません。
表記
表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。
選択項目名
選択項目として,以下を表示します。
ID,待ち要因,待ちデータ,残り時間,現在の優先度,タスク起動アドレス,現在のPC,現在のタスクSP,タスク・スタック・エリア,初期優先度,サスペンド要求回数,起床要求回数,起動要求回数,拡張情報,タスク例外処理ルーチン起動アドレス,タスク例外起動要求要因,タスク例外実行中要因
10進数
該当項目を10進数で表示します。
16進数
該当項目を16進数で表示します。

(2) フッタ行
ソースへジャンプ(タスク起動アドレス)
エディタ パネルをオープンし,タスクのソースを表示します。
逆アセンブルへジャンプ(タスク起動アドレス)
逆アセンブル パネルをオープンし,タスクの逆アセンブル結果を表示します。
ソースへジャンプ(現在のPC)
エディタ パネルをオープンし,現在のPCの内容を表示します。
逆アセンブルへジャンプ(現在のPC)
逆アセンブル パネルをオープンし,現在のPCの内容を表示します。
メモリへジャンプ(現在のタスクSP)
メモリ パネルをオープンし,現在のタスクSPの内容を表示します。
ソースへジャンプ(タスク例外処理ルーチン起動アドレス)
常に,グレー表記となります。
逆アセンブルへジャンプ(タスク例外処理ルーチン起動アドレス)
常に,グレー表記となります。
表示項目のリセット
表示状態(表示有無,表記進数,表示順序,表示幅など)を初期状態に戻します。