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2.5.2 アセンブル・オプション

ここでは,アセンブル・フェーズのオプションについて説明します。

 

オプションに関する注意事項を以下に示します。

-

オプションの大文字/小文字は区別します。

-

パラメータとして数値を指定する場合は,10進数,または“0x”(“0X”)で始まる16進数での指定が可能です。
16進数のアルファベットは,大文字/小文字を区別しません。

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パラメータとしてファイル名を指定する場合は,パス付き(絶対パス,または相対パス)での指定が可能です。
パスなし,および相対パスで指定する場合は,カレント・フォルダを基準とします。

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パラメータ中に空白を含める場合(パス名など)は,そのパラメータ全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。

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ccrlコマンドに対して,-prn_path,-mirror_source,-mirror_region,-define,-undefine,-include,-base_number,-convert_asm,-warning,または-no_warningオプションを指定する場合は,-asmoptオプションを使用する必要があります。
また,-includeオプションは,ccrlコマンドに対しては-Iオプションとして指定することもできます。

 

オプションの分類と説明を以下に示します。

表 2.6

アセンブル・オプション

分類

オプション

説明

バージョン/ヘルプ表示指定

-V

asrlのバージョン情報を表示します。

-help

asrlのオプションの説明を表示します。

出力ファイル指定

-output

出力ファイル名を指定します。

-obj_path

アセンブル後に生成されるオブジェクト・ファイルを保存するフォルダを指定します。

-prn_path

アセンブル・リスト・ファイルを保存するフォルダを指定します。

ソース・デバッグ制御

-debug

ソース・デバッグ用の情報を出力します。

デバイス指定制御

-dev

対象デバイス・ファイルをパス付きで指定します。

-cpu

CPUコアの種別を指定します。

-mirror_source

MAAレジスタに設定する値を指定します。

-mirror_region

ミラー先領域のアドレス範囲を指定します。

最適化

-goptimize

モジュール間最適化用の情報を生成します。

シンボル定義指定

-define

アセンブラ・シンボルを定義します。

-undefine

-defineオプションによるアセンブラ・シンボルの定義を解除します。

インクルード・ファイル読み込みパス指定

-include

インクルード・ファイルを検索するフォルダを指定します。

入力ファイル制御

-character_set

日本語/中国語の文字コードを指定します。

-base_number

数値定数の基数表現形式を指定します。

アセンブラ移行支援機能

-convert_asm

アセンブラ移行支援機能を有効にします。

エラー・メッセージ・ファイル出力指定

-error_file

エラー・メッセージをファイルに出力します。

警告メッセージ出力制御

-warning

指定した警告メッセージを出力します。

-no_warning

指定した警告メッセージの出力を抑止します。

サブコマンド・ファイル指定

@

サブコマンド・ファイルを指定します。