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最適化性能比較ツール ダイアログ


ビルド・ツールが推奨するビルド・オプションを適用した場合のROMサイズや実行速度を計測,比較するウィザード形式のダイアログです。

1ページ目で計測方法を指定し,2ページ目で結果を表示します。

図 A.28

最適化性能比較ツール ダイアログ(1ページ目)

図 A.29

最適化性能比較ツール ダイアログ(2ページ目)

 

ここでは,以下の項目について説明します。

[オープン方法]

-

[ビルド]メニュー→[アクティブ・プロジェクト用に最適化性能比較ツールを表示...]を選択

[各エリアの説明]

(1)

パターン選択エリア(1ページ目)

ROMサイズの最適化に関するオプション・パターンを試すか,実行速度の最適化に関するオプション・パターンを試すかを選択するエリアです。

両方のオプション・パターンを試すことも可能です。

また,選択したパターンに加え,現在のビルド・モードのオプションも試します。

 

実行速度の最適化に関するオプション・パターンを試す場合は,[計測開始アドレス/シンボル],および[計測終了アドレス/シンボル]に計測範囲を指定します。

それぞれのテキスト・ボックスに16進数の数値/アドレス式を直接入力するか,ドロップダウン・リストから入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

備考 1.

本テキスト・ボックスで[Ctrl]+[Space]キーを押下することにより,現在のキャレット位置のシンボル名を補完することができます。

備考 2.

本テキスト・ボックスに関数名を設定する場合,最適化で関数がインライン化されると測定中にエラーが出る,または測定が終了しないことがあります。その場合は指定する関数の定義の前に以下を記述することにより,エラーを回避することができます。

#pragma noinline 関数名

(2)

[測定結果](2ページ目)

各オプション・パターンでのROMサイズ,実行速度を表示します。

一番性能の良い値は緑色,一番性能の悪い値は赤色で表示します。

ここで選択したオプション・パターンを現在のビルド・オプションに反映することができます。

また,[保存]ボタンをクリックすることにより,名前を付けて保存 ダイアログをオープンし,[測定結果]に表示されている内容を指定したファイルに保存することができます。

(3)

[ビルド・オプション](2ページ目)

各オプション・パターンがどのようなビルド・オプションを設定したかを表示します。

備考

ビルド・オプションの詳細については,コンパイラのユーザーズ・マニュアルを参照してください。

(4)

ビルド・モードへの反映方法選択エリア(2ページ目)

[測定結果]で選択したビルド・オプションをビルド・モードに反映する際,どのビルド・モードに反映するかを選択します。

新たなビルド・モードとして反映する場合は,ビルド・モード名を指定することができます。

[機能ボタン]

ボタン

機能

戻る(2ページ目)

1ページ目へ戻ります。

最適化性能の比較を再度行う場合にクリックします。

開始(1ページ目)

最適化性能の比較を開始します。

性能の比較は,指定したオプション・パターンをビルド・ツールに反映し,ビルド,およびデバッグ・ツールの実行によって行われます。そのため,プログラムのビルドとデバッグが可能である必要があります。

反映(2ページ目)

[測定結果]で選択したビルド・オプションをビルド・モードに反映し,本ダイアログをクローズします。

キャンセル

比較,およびビルド・オプションの反映を行わずに,本ダイアログをクローズします。

ヘルプ

本ダイアログのヘルプを表示します。