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スマート・レポート ダイアログ


プログラムのソース一覧,ビルド・オプション設定,関数と変数の各種情報,カバレッジ率など,品質に関わる情報を一括で出力します。

図 A.26

スマート・レポート ダイアログ

 

ここでは,以下の項目について説明します。

[オープン方法]

-

[プロジェクト]メニュー → [品質記録用データの一括出力...]を選択

-

ソリューション一覧 パネル上の[スマート・レポート]ボタンをクリック

[各エリアの説明]

(1)

[出力項目]エリア

品質記録用データを出力する項目とその出力形式を選択します。

赤文字の項目は現時点ではデータを出力できない状態であることを示しており,その原因はツールチップに表示されます。[データの確認と修正...]ボタンをクリックすると,その項目の品質記録用データの確認と修正を行うためのパネルが表示されます。

出力項目を以下に示します。

項目名

出力内容

プロジェクト・ツリー

プロジェクト・ツリー パネルの内容を,ツリーをすべて展開した状態で出力します。

依存関係情報

依存関係情報(各ソース・ファイルのビルドに影響のある,ヘッダファイル群)を出力します。

ビルド時の品質記録情報

現在のビルド・モードでビルドを行い,品質記録情報ファイルを出力します。ただし,ビルドに失敗した場合は出力しません。

[プロパティ]の表示内容

プロパティ パネルで表示しているプロパティを出力します。

メモリ・マッピング・プロファイル結果

メモリ・マッピング・プロファイラ パネルのメモリ・マッピングのプロファイル結果([選択しているメモリ・マッピングの詳細]エリアで表示しているタブの内容)を出力します。

関数一覧

関数一覧 パネルで表示している関数を出力します。

プログラム解析プラグインが読み込まれていない場合は表示されません。

変数一覧

変数一覧 パネルで表示している変数を出力します。

プログラム解析プラグインが読み込まれていない場合は表示されません。

解析グラフ

解析グラフ パネルで表示している解析グラフを出力します。

プログラム解析プラグインが読み込まれていない場合は表示されません。

コール・グラフ

コール・グラフ パネルで表示しているコール・グラフを出力します。

プログラム解析プラグインが読み込まれていない場合は表示されません。

関数変数アクセス表

関数変数アクセス表 パネルで表示している関数変数アクセス表を出力します。

“Quick and Effective tool solution - QE”プラグインが読み込まれていない場合は表示されません。

コンパイラ評価サービス用ビルド・ツール情報

コンパイラ評価サービス用のビルド・ツール情報を出力します。

コンパイラがCC-RH,CC-RX,CC-RLの場合のみ出力できます。

(2)

[出力場所]エリア

チェックした項目の品質記録用データを出力するフォルダを絶対パスで直接入力,または[参照...]ボタンから選択します。

(a)

ボタン

参照...

フォルダの参照 ダイアログをオープンします。

フォルダを選択すると,[出力場所]に絶対パスを表示します。

備考

[出力場所]の入力内容が正しくない場合,以下のメッセージがツールチップ表示されます。

メッセージ

説明

フォルダ名が長すぎます。247文字以内にしてください。

フォルダ名が247文字を越えています。

フォルダ名が不正です。文字(:, *, ?, ", <, >, |)は使用できません。

不正な文字を含むフォルダ名が指定されました。

[機能ボタン]

ボタン

機能

出力

[出力場所]で指定したフォルダにチェックした項目の品質記録用データを出力し,本ダイアログをクローズします。

同時に,概要を記したテキスト・ファイル(QualityRecordingSummary.txt)も出力します。

注意

項目を1つもチェックしていない場合,または出力できない状態の項目を1つでもチェックしている場合,本ボタンは無効となります。

閉じる

本ダイアログをクローズします。

ヘルプ

本ダイアログのヘルプを表示します。

 

備考 1.

QualityRecordingSummary.txt のフォーマットを以下に示します。

----------------------------------------------------
 (1) CS+ IDEバージョン [スマート・レポート]
 (2) 出力日時
 (3) メイン・プロジェクト・ファイル名, メイン・プロジェクトのデバイス型名
 ==========================================================================
 (4) 出力項目名1: 項目1のファイル名群
        :
     出力項目名n: 項目nのファイル名群
----------------------------------------------------

備考 2.

コンパイラ評価サービス用のビルド・ツール情報(InformationForCompilerQualificationService.txt)のフォーマットを以下に示します。

(1) CS+ IDEバージョン [コンパイラ評価サービス用ビルド・ツール情報]
(2) 出力日時
--------------------------------------------------------------------------
(3) コンパイラ評価サービス用ビルド・ツール情報

注意

コンパイラ評価サービス用ビルド・ツール情報には[Required options],[Other options]などが含まれます。
ビルド・ツールの[その他の追加オプション]プロパティに指定されたオプションは,常に[Required options]に出力されます。