sub | CS+ V6.01.00

sub

減算を行います。（Subtract）

［指定形式］

-	sub reg1, reg2

-	sub imm, reg2

immに指定できるものを次に示します。

-	32ビット幅までの値を持つ絶対値式

相対値式

［機能］

-	“sub reg1, reg2”の形式

第2オペランドに指定したレジスタ値から，第1オペランドに指定したレジスタ値を減算し，結果を第2オペランドに指定したレジスタに格納します。

-	“sub imm, reg2”の形式

第2オペランドに指定したレジスタ値から，第1オペランドに指定した絶対値式，または相対値式の値を減算し，結果を第2オペランドに指定したレジスタに格納します。

［詳細説明］

-	“sub reg1, reg2”の形式の命令に対し，アセンブラでは，機械語命令のsub命令が1つ生成されます。

-	“sub imm, reg2”の形式でimmに次のものを指定した場合，アセンブラでは，命令展開が行われ，1つ，または複数個の機械語命令が生成されます。注

(a)

sub     0, reg

sub     r0, reg

(b)	0以外の-16〜+15の範囲の絶対値式

sub     imm5, reg

mov     imm5, r1

sub     r1, reg

(c)	-16〜+15の範囲を越え，-32768〜+32767の範囲の絶対値式

sub     imm16, reg

movea   imm16, r0, r1

sub     r1, reg

(d)	immに-32768〜+32767の範囲を越える絶対値式

immの値の下位16ビットがすべて0の場合

sub     imm, reg

movhi   HIGHW(imm), r0, r1

sub     r1, reg

上記以外の場合

sub     imm, reg

mov     imm, r1

sub     r1, reg

(e)	!label，または%labelを持つ相対値式，およびsdata/sbss属性セクションに定義を持つラベルの$labelを持つ相対値式

sub     !label, reg

movea   !label, r0, r1

sub     r1, reg

sub     %label, reg

movea   %label, r0, r1

sub     r1, reg

sub     $label, reg

movea   $label, r0, r1

sub     r1, reg

(f)	#label，またはlabelを持つ相対値式，およびsdata/sbss属性セクションに定義を持たないラベルの$labelを持つ相対値式

sub     #label, reg

mov     #label, r1

sub     r1, reg

sub     label, reg

mov     label, r1

sub     r1, reg

sub     $label, reg

mov     $label, r1

sub     r1, reg

注	機械語命令のsub命令は，オペランドにイミーディエトをとりません。

［フラグ］

CY	MSB（Most Significant Bit）へのボローが生じた場合1，そうでない場合0
OV	Integer-Overflowを生じた場合1，そうでない場合0
S	結果が負になった場合1，そうでない場合0
Z	結果が0になった場合1，そうでない場合0
SAT	−