比較を行います。(Compare)
[指定形式]
immに指定可能なものを以下に示します。
[機能]
第1オペランドに指定したレジスタ値と第2オペランドに指定したレジスタ値を比較し,結果をフラグに示します。なお,比較は,第2オペランドに指定したレジスタ値から第1オペランドに指定したレジスタ値を減算することにより行われます。
第1オペランドに指定した絶対値式,または相対値式の値と第2オペランドに指定したレジスタ値を比較し,結果をフラグに示します。なお,比較は,第2オペランドに指定したレジスタ値から第1オペランドに指定した値を減算することにより行われます。
[詳細説明]
- | “cmp reg1, reg2”の形式の命令に対し,アセンブラでは,機械語命令のcmp命令が1つ生成されます。 |
- | “cmp imm, reg2”の形式の形式でimmに次のものを指定した場合,アセンブラでは,機械語命令のcmp命令注が1つ生成されます。 |
cmp imm5, reg
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cmp imm5, reg
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注 | 機械語命令のcmp命令は,第1オペランドにレジスタ,または-16〜+15(0xFFFFFFF0〜0xF)の範囲のイミーディエトをとります。 |
- | “cmp imm, reg2”の形式の形式でimmに次のものを指定した場合,アセンブラでは,命令展開が行われ,複数個の機械語命令が生成されます。 |
(a) | -16〜+15の範囲を越え,-32768〜+32767の範囲の絶対値式 |
cmp imm16, reg
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movea imm16, r0, r1
cmp r1, reg
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(b) | -32768〜+32767の範囲を越える絶対値式 |
immの値の下位16ビットがすべて0の場合
cmp imm, reg
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movhi HIGHW(imm), r0, r1
cmp r1, reg
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上記以外の場合
cmp imm, reg
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mov imm, r1
cmp r1, reg
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(c) | !label,または%labelを持つ相対値式,およびsdata/sbss属性セクションに定義を持つラベルの$labelを持つ相対値式 |
cmp !label, reg
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movea !label, r0, r1
cmp r1, reg
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cmp %label, reg
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movea %label, r0, r1
cmp r1, reg
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cmp $label, reg
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movea $label, r0, r1
cmp r1, reg
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(d) | #label,またはlabelを持つ相対値式,およびsdata/sbss属性セクションに定義を持たないラベルの$labelを持つ相対値式 |
cmp #label, reg
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mov #label, r1
cmp r1, reg
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cmp label, reg
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mov label, r1
cmp r1, reg
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cmp $label, reg
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mov $label, r1
cmp r1, reg
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[フラグ]
CY
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MSB(Most Significant Bit)へのボローが生じた場合1,そうでない場合0
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OV
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Integer-Overflowを生じた場合1,そうでない場合0
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S
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結果が負になった場合1,そうでない場合0
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Z
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結果が0になった場合1,そうでない場合0
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SAT
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−
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