[周期ハンドラ]タブ

RI850V4の周期ハンドラ情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

図A―23  [周期ハンドラ]タブ



ここでは,次の項目について説明します。

- [オープン方法]

- [各エリアの説明]

- [コンテキスト・メニュー]

[オープン方法]

- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択

- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択

[各エリアの説明]

(1) 情報表示エリア

RI850V4の周期ハンドラ情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。

オブジェクト名

周期ハンドラの現在状態を示すアイコン,および周期ハンドラの名前を以下の形式で表示します。

アイコン 名前

なお,名前が未定義の場合には,“ID”が表示されます。

停止状態(STP状態)

動作状態(STA状態)

ID

周期ハンドラのIDを表示します。

状態

周期ハンドラの現在状態を表示します。

TCYC_STP

停止状態(STP状態)

TCYC_STA

動作状態(STA状態)

周期

周期ハンドラの起動周期(単位:ミリ秒)を表示します。

位相

周期ハンドラの初期起動位相(単位:ミリ秒)を表示します。

残り時間

次に起動するまでの残り時間(単位:ミリ秒)を表示します。

なお,周期ハンドラの現在状態が“停止状態”,起動位相の保存の有無が“起動位相の保存なし”の場合には,“-”が表示されます。

起動アドレス

周期ハンドラの起動アドレスを表示します。

拡張情報

周期ハンドラの拡張情報を表示します。

属性

周期ハンドラの属性(周期ハンドラの記述言語,周期ハンドラの初期起動状態,起動位相の保存有無)を以下の形式で表示します。

記述言語 初期起動状態 有無

【周期ハンドラの記述言語】

TA_HLNG

C言語

TA_ASM

アセンブリ言語

【周期ハンドラの初期起動状態】

TA_STA

動作状態(STA状態)

表示なし

停止状態(STP状態)

【起動位相保存の有無】

TA_PHS

起動位相の保存あり

表示なし

起動位相の保存なし



備考  周期ハンドラ情報(オブジェクト名,IDなど)の各セルをダブルクリックした際には,周期ハンドラのソース・ファイルをエディタ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

[コンテキスト・メニュー]

マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。

(1) ヘッダ行

表示

表示有無を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

オブジェクト名,ID,状態,周期,位相,残り時間,起動アドレス,拡張情報,属性

チェック状態

該当項目を表示します。

非チェック状態

該当項目を表示しません。

表記

表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

ID,周期,位相,残り時間,起動アドレス,拡張情報

10進数

該当項目を10進数で表示します。

16進数

該当項目を16進数で表示します。



(2) フッタ行

ソースへジャンプ(起動アドレス)

エディタ パネルをオープンし,周期ハンドラのソースを表示します。

逆アセンブルへジャンプ(起動アドレス)

逆アセンブル パネルをオープンし,周期ハンドラの逆アセンブル結果を表示します。

サービス・コール

発行可能なサービス・コールの種類を表示します。

なお,ダウンロードしたプログラムに該当サービス・コールが組み込まれていない(リンクされていない)場合,および該当サービス・コールの処理を実行するうえで必要な条件が整っていない場合には,サービス・コール名がグレー表記となります。

sta_cyc

周期ハンドラの動作開始

stp_cyc

周期ハンドラの動作停止

表示項目のリセット

表示状態(表示有無,表記進数,表示順序,表示幅など)を初期状態に戻します。