[イベントフラグ]タブ

RI850V4のイベントフラグ情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

図A―8  [イベントフラグ]タブ



ここでは,次の項目について説明します。

- [オープン方法]

- [各エリアの説明]

- [コンテキスト・メニュー]

[オープン方法]

- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択

- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択

[各エリアの説明]

(1) 情報表示エリア

(a) 第1階層

RI850V4のイベントフラグ情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。

オブジェクト名

イベントフラグの現在状態を示すアイコン,およびイベントフラグの名前を以下の形式で表示します。

アイコン 名前

なお,名前が未定義の場合には,“ID”が表示されます。

待ちタスクあり

待ちタスクなし

ID

イベントフラグのIDを表示します。

キュー状態

イベントフラグの現在状態を表示します。

Waiting Tasks

待ちタスクあり

Empty

待ちタスクなし

現在のフラグ・パターン

イベントフラグの現在ビット・パターンを表示します。

初期フラグ・パターン

イベントフラグの初期ビット・パターンを表示します。

属性

イベントフラグの属性(タスクのキューイング方式,キューイング可能なタスクの最大数,ビット・パターンのクリア有無)を以下の形式で表示します。

 キューイング方式 最大数 クリア有無

【タスクのキューイング方式】

TA_TFIFO

ビット・パターンのチェックを行った順

TA_TPRI

タスクの優先度順

【キューイング可能なタスクの最大数】

TA_WSGL

1タスク

TA_WMUL

複数タスク

【ビット・パターンのクリア有無】

TA_CLR

要求条件を満足した際,ビット・パターンのクリアあり

表示なし

要求条件を満足した際,ビット・パターンのクリアなし



(b) 第2階層

イベントフラグの待ちキューにタスクがキューイングされている場合に限り,待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

なお,待ちタスク情報についての詳細は,[タスク]タブを参照してください。

図A―9  [イベントフラグ]タブ(待ちタスク情報)



備考1.  待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)の各セルをダブルクリックした際には,タスクのソース・ファイルをエディタ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

2.  待ちタスク情報(現在のタスクSP,タスク・スタック・エリア)のセルをダブルクリックした際には,タスク・スタックの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

[コンテキスト・メニュー]

マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。

(1) ヘッダ行

表示

表示有無を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

オブジェクト名,ID,キュー状態,現在のフラグ・パターン,初期フラグ・パターン,属性

チェック状態

該当項目を表示します。

非チェック状態

該当項目を表示しません。

表記

表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

ID,現在のフラグ・パターン,初期フラグ・パターン

10進数

該当項目を10進数で表示します。

16進数

該当項目を16進数で表示します。



(2) フッタ行

サービス・コール

発行可能なサービス・コールの種類を表示します。

なお,ダウンロードしたプログラムに該当サービス・コールが組み込まれていない(リンクされていない)場合,および該当サービス・コールの処理を実行するうえで必要な条件が整っていない場合には,サービス・コール名がグレー表記となります。

set_flg

ビット・パターンのセット

clr_flg

ビット・パターンのクリア

表示項目のリセット

表示状態(表示有無,表記進数,表示順序,表示幅など)を初期状態に戻します。