[可変長メモリ・プール]タブ

RI850V4の可変長メモリ・プール情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

図A―21  [可変長メモリ・プール]タブ



ここでは,次の項目について説明します。

- [オープン方法]

- [各エリアの説明]

- [コンテキスト・メニュー]

[オープン方法]

- [デバッグ]メニュー→[デバッグ・ツールへダウンロード]を選択

- [表示]メニュー→[リアルタイムOS]→[リソース情報]を選択

[各エリアの説明]

(1) 情報表示エリア

(a) 第1階層

RI850V4の可変長メモリ・プール情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

なお,本エリアは,以下に示した項目から構成されています。

オブジェクト名

可変長メモリ・プールの現在状態を示すアイコン,および可変長メモリ・プールの名前を以下の形式で表示します。

アイコン 名前

なお,名前が未定義の場合には,“ID”が表示されます。

待ちタスクあり

待ちタスクなし

ID

可変長メモリ・プールのIDを表示します。

キュー状態

可変長メモリ・プールの現在状態を表示します。

Waiting Tasks

待ちタスクあり

Empty

待ちタスクなし

先頭アドレス

可変長メモリ・プールの先頭アドレスを表示します。

合計サイズ

可変長メモリ・プールのサイズ(単位:バイト)を表示します。

空きサイズ

獲得可能な空き可変長メモリ・ブロックの合計サイズ(単位:バイト)を表示します。

獲得可能最大サイズ

獲得可能な空き可変長メモリ・ブロックの最大サイズ(単位:バイト)を表示します。

属性

タスクのキューイング方式を表示します。

TA_TFIFO

可変長メモリ・ブロックの獲得要求を行った順

TA_TPRI

タスクの優先度順



備考  可変長メモリ・プール情報(オブジェクト名,IDなど)の各セルをダブルクリックした際には,可変長メモリ・プールの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

(b) 第2階層

可変長メモリ・プールの待ちキューにタスクがキューイングされている場合に限り,待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)を表示します。

なお,待ちタスク情報についての詳細は,[タスク]タブを参照してください。

図A―22  [可変長メモリ・プール]タブ(待ちタスク情報)



備考1.  待ちタスク情報(オブジェクト名,IDなど)の各セルをダブルクリックした際には,タスクのソース・ファイルをエディタ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

2.  待ちタスク情報(現在のタスクSP,タスク・スタック・エリア)のセルをダブルクリックした際には,タスク・スタックの内容をメモリ パネルに表示し,該当部にキャレットを移動します。

[コンテキスト・メニュー]

マウスを右クリックすることにより表示されるコンテキスト・メニューは,クリックする部位により以下のように異なります。

(1) ヘッダ行

表示

表示有無を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

オブジェクト名,ID,キュー状態,先頭アドレス,合計サイズ,空きサイズ,獲得可能最大サイズ,属性

チェック状態

該当項目を表示します。

非チェック状態

該当項目を表示しません。

表記

表記進数を選択するためのカスケード・メニューを表示します。

選択項目名

選択項目として,以下を表示します。

ID,先頭アドレス,合計サイズ,空きサイズ,獲得可能最大サイズ

10進数

該当項目を10進数で表示します。

16進数

該当項目を16進数で表示します。



(2) フッタ行

メモリへジャンプ(先頭アドレス)

メモリ パネルをオープンし,可変長メモリ・プールの内容を表示します。

表示項目のリセット

表示状態(表示有無,表記進数,表示順序,表示幅など)を初期状態に戻します。