<最適化リンケージエディタ(rlink)・オプション / 出力オプション>
[指定形式]
-vectn = <サブオプション>[,...]
<サブオプション> : <ベクタ番号> = {<シンボル> | <アドレス>}
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[詳細説明]
- | 可変ベクタテーブルセクションの特定ベクタ番号に対して、オプションで指定されたアドレスを設定します。 |
- | 本オプションを使用した場合、ソース上に割り込み関数記述がなくても、可変ベクタテーブルセクションを作成し、テーブルへアドレスを設定します。 |
- | <ベクタ番号>は、10進数で0〜255の範囲で指定してください。 |
- | <シンボル>は、対象関数の外部名で指定してください。 |
- | <アドレス>は、指定アドレスを16進数で指定してください。 |
- | 【V3.00.00以降】split_vectの指定がないとき、vectnで指定されない空き領域には、以下の優先度で値を設定します。 |
1. vectオプションで指定した値
2. “__dummy_int”という名称(内部名)の定義シンボルがリンク対象内に存在すれば、そのシンボルのアドレス
3. “dummy_int”という名称(内部名)の定義シンボルがリンク対象内に存在すれば、そのシンボルのアドレス
4. 上記のいずれでもない場合は、0
split_vectの指定があるときは、vectnで指定されない空き領域に対するベクタ番号別セクションを生成しません。
[例]
-vectn=30=_f1,31=0000F100 ;ベクタ番号30番に_f1のアドレスを、
;ベクタ番号31番に0x0f100を設定します
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[備考]
ユーザが可変ベクタテーブルセクションをソースプログラムで作成している場合、可変ベクタテーブルの自動生成は行わないため、本オプションは無効になります。