subr


逆減算を行います。(Subtract Reverse)

[指定形式]

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subr reg1, reg2

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subr imm, reg2

 

immに指定できるものを次に示します。

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32ビット幅までの値を持つ絶対値式

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相対値式

[機能]

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“subr reg1, reg2”の形式

第1オペランドに指定したレジスタ値から,第2オペランドに指定したレジスタ値を減算し,結果を第2オペランドに指定したレジスタに格納します。

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“subr imm, reg2”の形式

第1オペランドに指定した絶対値式,または相対値式の値から,第2オペランドに指定したレジスタ値を減算し,結果を第2オペランドに指定したレジスタに格納します。

[詳細説明]

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“subr reg1, reg2”の形式の命令に対し,アセンブラでは,機械語命令のsubr命令が1つ生成されます。

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“subr imm, reg2”の形式でimmに次のものを指定した場合,アセンブラでは,命令展開が行われ,1つ,または複数個の機械語命令が生成されます。

(a)

0

subr    0, reg
subr    r0, reg

(b)

0以外の-16〜+15の範囲の絶対値式

subr    imm5, reg
mov     imm5, r1
subr    r1, reg

(c)

-16〜+15の範囲を越え,-32768〜+32767の範囲の絶対値式

subr    imm16, reg
movea   imm16, r0, r1
subr    r1, reg

(d)

immに-32768〜+32767の範囲を越える絶対値式

immの値の下位16ビットがすべて0の場合

subr    imm, reg
movhi   HIGHW(imm), r0, r1
subr    r1, reg

 

上記以外の場合

subr    imm, reg
mov     imm, r1
subr    r1, reg

(e)

!label,または%labelを持つ相対値式,およびsdata/sbss属性セクションに定義を持つラベルの$labelを持つ相対値式

subr    !label, reg
movea   !label, r0, r1
subr    r1, reg
subr    %label, reg
movea   %label, r0, r1
subr    r1, reg
subr    $label, reg
movea   $label, r0, r1
subr    r1, reg

(f)

#label,またはlabelを持つ相対値式,およびsdata/sbss属性セクションに定義を持たないラベルの$labelを持つ相対値式

subr    #label, reg
mov     #label, r1
subr    r1, reg
subr    label, reg
mov     label, r1
subr    r1, reg
subr    $label, reg
mov     $label, r1
subr    r1, reg

機械語命令のsubr命令は,オペランドにイミーディエトをとりません。

[フラグ]

CY

MSB(Most Significant Bit)へのボローが生じた場合1,そうでない場合0

OV

Integer-Overflowを生じた場合1,そうでない場合0

S

結果が負になった場合1,そうでない場合0

Z

結果が0になった場合1,そうでない場合0

SAT