ルネサス
-Xpack
構造体パッキングを行います。
[指定形式]
-Xpack=num
-
省略時解釈
構造体パッキングを行いません。
[詳細説明]
本オプションを指定した場合,構造体のメンバをその型でアライメントせず,指定したnumバイトのアライメントに詰めてコードを生成します。
numには,1,2,4のいずれかを指定することができます。 これ以外のものを指定した場合は,エラーとなります。
numを省略した場合は,エラーとなります。
本オプションは,-Xinline_strcpyオプションと同時に指定することはできません。
Cソース中に#pragma指令で構造体パッキングを指定している場合に本オプションを指定すると,最初の#pragma指令が出現するまでは,オプションの指定値をすべての構造体に適用します。 それ以降は,#pragma指令の値を適用します。 ただし,#pragma指令の出現後でも,指定がデフォルトになった部分(#pragma指令でパッキング値を指定しない場合)は,オプションの指定値を適用します。
[使用例]
構造体のメンバを1バイトのアライメントに詰めてコードを生成します。
>ccrh -Xpack=1 -Xcommon=rh850 main.c