-Xfloat


浮動小数点演算命令の生成を制御します。

[指定形式]

-Xfloat=type

 

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省略時解釈

-Xcpu=g3mまたはg3mhオプションを指定した場合,および-Xcpuオプションを指定しなかった場合は,浮動小数点演算命令を生成します。

-Xcpu=g3khオプションを指定した場合,単精度演算は浮動小数点演算命令を生成し,倍精度演算はランタイム関数の呼出し命令を生成します。

-Xcpu=g3kオプションを指定した場合は,ランタイム関数の呼び出し命令を生成します。

[詳細説明]

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浮動小数点演算命令の生成を制御します。

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typeに指定可能なものを以下に示します。
これ以外のものを指定した場合は,エラーとなります。

soft

浮動小数点演算に対して,ランタイム関数の呼び出し命令を生成します。

また,FPU対応数学関数ライブラリはリンクしません。

fpu

浮動小数点演算に対して,FPU(浮動小数点ユニット)の浮動小数点演算命令を生成します。

ただし-Xcpu=g3kh を指定した場合,倍精度演算はランタイム関数の呼出し命令を生成します。

-Xcpu=g3kオプションと同時に指定した場合は無効となり,常にランタイム関数の呼び出し命令を生成します。

 

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typeを省略した場合は,エラーとなります。

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typeにsoftを指定した場合,-Xround=zero オプションは無効となり,常に-Xround=nearest が有効となります。

[使用例]

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浮動小数点演算に対して,ランタイム関数の呼び出し命令を生成します。

>ccrh -Xfloat=soft -Xcommon=rh850 main.c