例外同期化命令を行います。(Synchronize Exceptions)
この命令以前の例外が同期化(synchronization)されるまで,実行の開始を待ち合わせます。
“例外の同期化”とは,先行する命令に起因して発生する例外がすべてCPUに通知され,優先順位判定の対象となる時点まで待ち合わせることを指します。したがって,この命令の実行以前に例外の受け付け条件を満たしていた場合,先行する命令に起因して発生するすべてのインプレサイス例外(FPI例外)は,必ずこの命令の実行完了前に受け付けられます。
この命令はマルチ・プロセッシング環境において,タスク切り替え/終了前の先行タスクの例外処理の完了を保証するために,利用することが可能です。