メモリ・マッピング ダイアログ


メモリ・マッピングの設定をメモリ種別ごとに行います。

注意

選択したマイクロコントローラがマルチコア対応版の場合,コア(PE)の選択を切り替えることにより,PEごとのメモリ・マッピングの状況を表示します(「2.8 コア(PE)の選択」参照)。

図 A.31

メモリ・マッピング ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】

図 A.32

メモリ・マッピング ダイアログ【シミュレータ】

 

ここでは,次の項目について説明します。

[オープン方法]

-

プロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブにおいて,[メモリ]カテゴリ内[メモリ・マッピング]プロパティを選択することにより表示される[...]ボタンをクリック

注意

プログラム実行中は,このダイアログをオープンすることはできません。

[各エリアの説明]

(1)

追加メモリ・マッピング指定エリア

新たに追加するメモリ・マッピングの情報を指定します。

このエリアはシミュレータ以外では常に無効です。

(a)

[メモリ種別]【シミュレータ】

追加するメモリ・マッピングのメモリ種別を次のドロップダウン・リストより選択します(デフォルトで選択される項目は使用するデバッグ・ツールに依存します)。

Temporary

ユーザ・プログラムからアクセス可能なテスト用の領域です。

[Access prohibited]と重なる領域にのみ追加できます。

 

なお,メモリ・マッピングが可能な属性/サイズは次のとおりです。

表 A.11

設定可能なメモリ・マッピング属性

属性

デバッグ・ツール

Full-spec emulator

E1(LPD)

E20(LPD)

シミュレータ

Temporary

○:可能

−:不可

(b)

[アドレス範囲]

追加するメモリ・マッピングの開始アドレスと終了アドレスを指定します。それぞれのテキスト・ボックスに,16進数を直接入力します。

ただし,次の指定の場合,新たにメモリ・マッピングを追加することはできません(このエリアの[追加]ボタンをクリックした際に,メッセージを表示します)。

-

メモリ種別として[Temporary]を選択した際に,指定したアドレス範囲が[Access prohibited]以外のメモリ領域と重複している場合

(c)

[アクセス幅](【シミュレータ】以外)

この項目は常に無効です。

(d)

ボタン

ボタン

機能

追加

このエリアで指定した内容をメモリ・マッピングに追加します。

追加されたメモリ・マッピングは,[マッピング済みメモリ一覧]エリアに表示されます。なお,[OK]ボタンを押下するまでは,変更内容の設定は行われません。

(2)

[マッピング済みメモリ一覧]エリア

(a)

一覧の表示

追加メモリ・マッピング指定エリアで追加したメモリ・マッピングと,マイクロコントローラ内のメモリ・マッピングの情報を表示します。

このエリアを編集することはできません。

メモリ種別

次のメモリ種別を表示します。

-

Code Flash (xxx)注1

-

Local RAM (xxx)注1

-

Retention RAM (xxx)注1

-

Global RAM (xxx)注1

-

Cluster RAM (xxx)注1

-

Cluster Emulation RAM (xxx)注1

-

Global Emulation RAM (xxx)注1

-

Data Flash

-

Extend Data Area

-

Extend Data Area (xxx)注1

-

Block Protection Area

-

Configuration Setting Area

-

Security Setting Area

-

HBUS

-

CPU Peripheral (xxx)注1

-

PBUS

-

IBUS

-

FCU RAM

-

Emulation RAM

-

Video RAM

-

SDRAM

-

Serial Flash

-

External Memory

-

Access prohibited

-

Temporary

-

Tag

-

Switch

-

Erase counter

アドレス範囲

アドレス範囲を<開始アドレス>-<終了アドレス>で表示します。
“0x”を付与した16進数表示固定です。

サイズ

サイズを10進数で表示します(単位:バイト/Kバイト注2)。

アクセス幅

アクセス幅を表示します(単位:ビット)。

注 1.

xxxには次の追加情報が入ります。

-

バンク情報(例:BankA,BankB)

-

PE番号(例:PE1,PE3)

-

Self,PCU等の固有名称(例:PCU,Self,Primary,Secondary)

注 2.

1024の倍数の場合のみ,Kバイト単位で表示します。

(b)

ボタン

ボタン

機能

削除

このエリアで選択しているメモリ・マッピングを削除します。

削除できるメモリ領域は,ユーザが追加したメモリ・マッピングのみです(マイクロコントローラ内のメモリ・マッピングを削除することはできません)。

[機能ボタン]

ボタン

機能

OK

現在設定されているメモリ・マッピングをデバッグ・ツールに設定し,このダイアログをクローズします。

キャンセル

メモリ・マッピングの変更を無効とし,このダイアログをクローズします。

ヘルプ

このダイアログのヘルプを表示します。