CAN受信デバッグ パネル【Full-spec emulator】【E1】【E20】


CAN受信デバッグ・ソリューションの機能の中心となるパネルです。

CAN受信デバッグ・ソリューションについての詳細は,「2.23 CAN受信デバッグ【Full-spec emulator】【E1】【E20】」を参照してください。

図 A.61

CAN受信デバッグ パネル

 

ここでは,次の項目について説明します。

[オープン方法]

-

[デバッグ]メニュー→[デバッグ・ソリューション]→[CAN受信デバッグ]を選択

-

ソリューション一覧 パネル上のCAN受信デバッグの[GO]ボタンをクリック

[各エリアの説明]

(1)

[RS-CAN設定]エリア

RS-CANモジュール全体にかかわる次の情報を表示します。

(a)

[メイン・クロック・ソース]

RS-CANモジュールに入力されるクロックのソース,およびその周波数を表示します。

(b)

[タイムスタンプ機能]

タイムスタンプ機能を使用するかどうかを表示します。

(c)

[DLCチェック機能]

DLCチェック機能を使用するかどうかを表示します。

(d)

[DLC置換機能]

DLC置換機能を使用するかどうかを表示します。

備考

DLC置換機能の情報は,DLCチェック機能を使用する場合のみ表示します。

 

このエリアでは設定情報の表示のみ行います。値の設定は,ツールバーの[RS-CAN全体設定...]ボタンからRS-CAN全体設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンして編集します。

(2)

[受信チャネル設定]エリア

CAN受信デバッグ機能の受信チャネルにかかわる次の情報を表示します。

(a)

[使用チャネル]

受信チャネルとして使用するチャネルの番号を表示します。

(b)

[受信スピード]

受信スピードを表示します。

(c)

[受信バッファ数]

使用する受信バッファの数を表示します。

(d)

[受信FIFO番号]

使用する受信FIFO番号の一覧を表示します。

(e)

[受信ルール数]

設定されている受信ルールの数を表示します。

 

このエリアでは設定情報の表示のみ行います。値の設定は,ツールバーの[受信チャネル設定...]ボタンから受信チャネル設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンして編集します。

(3)

[送信チャネル設定]エリア

CAN送信デバッグ機能の送信チャネルにかかわる次の情報を表示します。

(a)

[使用チャネル]

送信チャネルとして使用するチャネルの番号を表示します。

(b)

[インターバル時間]

送信フレームを連続で送信する際のインターバル時間を表示します。

 

このエリアでは設定情報の表示のみ行います。値の設定は,ツールバーの[送信チャネル設定...]ボタンから送信チャネル設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンして編集します。

(4)

設定反映タイミング設定エリア

このパネル上の設定を反映するタイミングを設定します。

(a)

[指定アドレスで設定を反映する]

CAN受信デバッグ開始の後に,指定のアドレスを実行した時に設定を反映するかをどうかを指定します。

テキスト・ボックスは[指定アドレスで設定を反映する]をチェックしている場合のみ有効となります。

テキスト・ボックスにアドレス式を直接入力するか(最大指定文字数:1024文字),またはドロップダウン・リストより入力履歴項目(最大履歴個数:10個)を選択します。

(5)

送信フレーム設定エリア

設定済みの送信フレームを一覧で表示します。

各項目の説明は以下です。

(a)

ID

送信フレームのIDを16進数値で表示します。

(b)

フレーム種別

送信フレームの種別を表示します。次の値を表示します。

意味

データ

CANのデータ・フレーム

リモート

CANのリモート・フレーム

(c)

データ・サイズ(バイト)

送信フレームのデータのサイズを0〜8バイトで表示します。

フレーム種別が“リモート”の場合は“-”を表示します。

(d)

データ

送信フレームのデータを16進数値で表示します。

データ・サイズが0の場合,またはフレーム種別が“リモート”の場合は“-”を表示します。

[ツールバー]

 

このパネルで設定した内容でCAN受信デバッグを開始します。

 

メイン・ウインドウ上のデバッグ・ツールバーの同ボタンの機能と同じです。

環境設定

RS-CANモジュールの設定を行うためのカスケード・メニューを表示します。

 

RS-CAN全体設定...

RS-CAN全体の設定を行うためのRS-CAN全体設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンします。

受信チャネル設定...

受信チャネルの設定を行うための受信チャネル設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンします。

送信チャネル設定...

送信チャネルの設定を行うための送信チャネル設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンします。

データ設定

送信フレームの設定を行うためのカスケード・メニューメニューを表示します。

 

送信フレーム追加...

送信フレームを追加するための送信フレーム設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンします。

送信フレーム編集...

選択した送信フレームを編集するための送信フレーム設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンします。

送信フレーム削除

選択した送信フレームを削除します。

送信フレームのエクスポート...

このパネルに設定している送信フレームをCSVファイルに保存するために,ファイル保存 ダイアログをオープンします。

送信フレームのインポート...

このパネルの送信フレーム設定をCSVファイルからインポートするために,ファイルを開く ダイアログをオープンします。

すでに設定済みの送信フレームはクリアされます。

[コンテキスト・メニュー]

送信フレーム追加...

送信フレームを追加するための送信フレーム設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンします。

送信フレーム編集...

選択した送信フレームを編集するための送信フレーム設定 ダイアログ【Full-spec emulator】【E1】【E20】をオープンします。

送信フレーム削除

選択した送信フレームを削除します。

送信フレームのエクスポート...

このパネルに設定している送信フレームをCSVファイルに保存するために,ファイル保存 ダイアログをオープンします。

送信フレームのインポート...

このパネルの送信フレーム設定をCSVファイルからインポートするために,ファイルを開く ダイアログをオープンします。

すでに設定済みの送信フレームはクリアされます。