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2.15 カバレッジの測定【シミュレータ】【E20【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】】

この節では,カバレッジ機能を使用した,カバレッジ測定について説明します。

カバレッジ測定の方法にはいくつかの種類がありますが,CS+では次の領域を対象に,ソース行/関数に対するフェッチ系のコード・カバレッジ測定(C0カバレッジ),および変数に対するアクセス系のデータ・カバレッジ測定を行います。

カバレッジ測定の対象となる領域は次のとおりです。

表 2.17

カバレッジ測定の対象領域

デバッグ・ツール

対象領域

シミュレータ

内蔵ROM/RAM,エミュレーションROM/RAM

E20【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】

任意の領域(4Mバイト単位で最大4箇所)

備考

C0カバレッジ:命令網羅率(ステートメント・カバレッジ)
たとえば, コード内のすべての命令(ステートメント)を 少なくとも1 回は実行した場合,C0 = 100 %となります。

注意 1.

E20【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】では,トレース機能やリアルタイムRAMモニタ機能と同時に使用することはできません。

注意 2.

E20【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】では,データ・カバレッジは測定できません。

注意 3.

E20(JTAG)【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】では,ホットプラグイン接続でカバレッジ計測できません。
ホットプラグイン接続する場合は,プロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブ上の[カバレッジ]【E20【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】】カテゴリ内の[コード・カバレッジ機能を使用する]プロパティを[いいえ]に設定してください。

注意 4.

E20(JTAG)【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX66T, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】では,プログラム実行中に「システムリセットを発行しました。」というエラー・メッセージが表示された場合,プログラム実行開始からシステムリセット発生時点までの実行はカバレッジ測定されません。