ADC

キャリ付き加算

ADC

ADd with Carry


【構文】

ADC src, dest

 

【オペレーション】

dest = dest + src + C;

 

【機能】

-

destとsrcとCフラグを加算し、その結果をdestに格納します。

 

【命令フォーマット】

構文

処理

サイズ

src

dest

コードサイズ

(バイト)

ADC src, dest

L

#SIMM:8

Rd

4

L

#SIMM:16

Rd

5

L

#SIMM:24

Rd

6

L

#IMM:32

Rd

7

L

Rs

Rd

3

L

[Rs].L

Rd

4

L

dsp:8[Rs].L

Rd

5

L

dsp:16[Rs].L

Rd

6

弊社の「RXファミリ アセンブラ」では、ディスプレースメントの値(dsp:8、dsp:16)は、4の倍数を指定してください。dsp:8には、0〜1020(255×4)が指定できます。dsp:16には、0〜262140(65535×4)が指定できます。命令コードには、1/4した値が埋め込まれます。

 

【フラグ変化】

フラグ

C

Z

S

O

変化

条件

C:符号なし演算のオーバフローが発生したとき“1”、それ以外のとき“0”になります。

Z:演算後のdestが0のとき“1”、それ以外のとき“0”になります。

S:演算後のdestのMSBが“1”のとき“1”、それ以外のとき“0”になります。

O:符号付き演算のオーバフローが発生したとき“1”、それ以外のとき“0”になります。

 

【記述例】

ADC     #127, R2
ADC     R1, R2
ADC     [R1], R2