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atan2 / atan2f / atan2l


浮動小数点値どうしを除算した結果の値の逆正接を計算します。

[指定形式]

#include <math.h>

double atan2(double y, double x);

float atan2f(float y, float x);

long double atan2l(long double y, long double x);

[引数]

x 除数

y 被除数

[戻り値]

正常:yをxで除算したときの逆正接値

異常:定義域エラーの時は、非数を返します

[備考]

x, yの値がともに0.0の時、定義域エラーになります。

atan2関数のリターン値の範囲は(-π,π)です。atan2関数の示す意味を図 7.1に示します。図に示すように、atan2関数の結果は、点(x, y)と原点を通る直線とx軸をなす角を求めます。y=0.0でxが負の時、結果はπとなります。
x=0.0の時、yの値の正負に従って結果は±π/2となります。ただし、マイコンの設定によりゼロ除算例外が発生します。

図 7.1

atan2関数の意味