debugger.Watch.GetValue


変数値を参照します。

[指定形式]

debugger.Watch.GetValue(variableName, encode = Encoding.Default, watchOption = WatchOption.Auto)

[引数]

引数

説明

variableName

参照する変数名,レジスタ名,I/Oレジスタ名/SFRレジスタ名を指定します。

encode

文字列表示時のエンコードを指定します。

デフォルトでは,システムのエンコードを使用します。

エンコード名は,.NETの仕様に準拠します。

例)Encoding.utf-8,Encoding.euc-jp

watchOption

オプションを指定します。

指定可能なオプションを以下に示します。

種類

説明

WatchOption.Auto

自動判別して表示します(デフォルト)。

WatchOption.Binary

2進数で表示します。

WatchOption.Octal

8進数で表示します。

WatchOption.Decimal

10進数で表示します。

WatchOption.SignedDecimal

符号あり10進数で表示します。

WatchOption.UnsignedDecimal

符号なし10進数で表示します。

WatchOption.Hexdecimal

16進数で表示します。

WatchOption.String

文字列で表示します。

WatchOption.Sizeof

変数のサイズを10進数で表示します。

WatchOption.Float

float型で表示します。

WatchOption.Double

double型で表示します。

[戻り値]

表示した値をwatchOptionで指定した型で返します。

watchOptionに“WatchOption.Auto”を指定した場合は,変数値にあわせた型で返します。

ただし,戻り値がdouble型の場合はstring型で返します(watchOptionに“WatchOption.Double”を指定した場合,およびwatchOptionに“WatchOption.Auto”を指定して戻り値がdouble型だった場合)。

[詳細説明]

-

variableNameで指定した変数値を表示します。

-

encodeを指定した場合,encodeを使用してエンコードを行います。

-

watchOptionを指定した場合,watchOptionに従って表示します。

注意

変数(variableName)にロード・モジュール名やファイル名を指定する場合は,ダブルクォーテーション(" ")で囲む必要がある場合があります。詳細については,「CS+ デバッグ・ツール編」を参照してください。

ファイル名C:\path\test.c,変数varを指定する場合

"\"C:/path/test.c\"#var"

または

"\"C:\\path\\test.c\"#var"

[使用例]

>>>debugger.Watch.GetValue("testVal")
128
>>>debugger.Watch.GetValue("testVal", WatchOption.Hexdecimal)
0x80
>>>debugger.Watch.GetValue("testVal", WatchOption.Binary)
0b10000000