ITOF

整数→浮動小数点数変換

ITOF

Integer TO Floating-point


【構文】

ITOF src, dest

 

【オペレーション】

dest = ( float ) src;

 

【機能】

-

srcに格納された符号付きロングワード(32ビット)整数を単精度浮動小数点数に変換し、その結果をdestに格納します。結果はFPSWのRM[1:0]ビットにしたがって丸められます。00000000hは丸めモードに関係なく、“+0”として扱われます。

 

【命令フォーマット】

構文

処理

サイズ

対象

コードサイズ

(バイト)

src

dest

ITOF src, dest

L

Rs

Rd

3

L

[Rs].memex

Rd

3 (memex == UB)

4 (memex != UB)

L

dsp:8[Rs].memex(注)

Rd

4 (memex == UB)

5 (memex != UB)

L

dsp:16[Rs].memex(注)

Rd

5 (memex == UB)

6 (memex != UB)

 

【フラグ変化】

フラグ

C

Z

S

O

CV

CO

CZ

CU

CX

CE

FV

FO

FZ

FU

FX

変化

条件

Z:演算の結果が“+0”のとき“1”、それ以外のとき“0”になります。

S:演算の結果、符号部(ビット31)が“1”のとき“1”、“0”のとき“0”になります。

CV:常に“0”になります。

CO:常に“0”になります。

CZ:常に“0”になります。

CU:常に“0”になります。

CX:精度異常が発生したとき“1”、それ以外のとき“0”になります。

CE:常に“0”になります。

FX:精度異常が発生したとき“1”、それ以外のときは変化しません。

FXフラグは、例外処理許可ビットEXが“1”の場合は変化しません。S、Zフラグは、例外処理が発生した場合は変化しません。

 

【記述例】

ITOF    R1, R2
ITOF    [R1], R2
ITOF    16[R1].L, R2