MOVU

符号なしデータ転送

MOVU

MOVe Unsigned data


【構文】

MOVU.size src, dest

 

【オペレーション】

dest = src;

 

【機能】

-

以下のとおり、srcをdestに転送します。

src

dest

機能

レジスタ

レジスタ

レジスタ(src)のLSB側のバイトデータまたはワードデータをロングワードデータにゼロ拡張し、レジスタ(dest)に転送します。

メモリ

レジスタ

メモリのバイトデータまたはワードデータをロングワードデータにゼロ拡張し、レジスタに転送します。

 

【命令フォーマット】

構文

size

処理

サイズ

対象

コードサイズ

(バイト)

src

dest

MOVU.size src, dest

B/W

L

dsp:5[Rs](注1)

(Rs=R0〜R7)

Rd

(Rd=R0〜R7)

2

B/W

L

Rs

Rd

2

B/W

L

[Rs]

Rd

2

B/W

L

dsp:8[Rs](注1)

Rd

3

B/W

L

dsp:16[Rs](注1)

Rd

4

B/W

L

[Ri, Rb]

Rd

3

B/W

L

[Rs+]

Rd

3

B/W

L

[-Rs]

Rd

3

注 1.

弊社の「RXファミリ アセンブラ」では、ディスプレースメントの値(dsp:5、dsp:8、dsp:16)は、サイズ指定子が“.W”のときは2の倍数を指定してください。dsp:5には、サイズ指定子が“.W”のとき0〜62(31×2)が指定できます。dsp:8には、サイズ指定子が“.W”のとき0〜510(255×2)が指定できます。dsp:16には、サイズ指定子が“.W”のとき0〜131070(65535×2)が指定できます。命令コードには、1/2した値が埋め込まれます。

注 2.

ポストインクリメント付きロード、プリデクリメント付きロードで、RsとRdに同じレジスタを指定した場合、メモリから転送されてきたデータがRdに格納されます。

 

【フラグ変化】

フラグ変化はありません。

 

【記述例】

MOVU.W   2[R1], R2
MOVU.W   R1, R2
MOVU.B   [R1+], R2
MOVU.B   [-R1], R2