RACL

符号付きアキュムレータ丸め処理 【V2.01.00以降】

RACL

Round ACcumulator Long Word


【構文】

RACL src, Adest

 

【オペレーション】

signed 72bit tmp;

signed 73bit tmp73;

tmp = (signed 72bit) Adest << src;

tmp73 = (signed 73bit) tmp + 0000000000080000000h;

if (tmp73 > (signed 73bit) 0007FFFFFFF00000000h)

Adest = 007FFFFFFF00000000h;

else if (tmp73 < (signed 73bit) 1FF8000000000000000h)

Adest = FF8000000000000000h;

else

Adest = tmp & FFFFFFFFFF00000000h;

 

【機能】

-

アキュムレータの値に対してロングワードサイズで丸めを行い、その結果をアキュムレータに格納します。

-

RACL命令は、以下のような手順で実行されます。

処理1. アキュムレータの値を、srcで指定したビット数分(1ビットまたは2ビット)、左シフトします。

処理2. 1ビットまたは2ビットの左シフトを行った64ビットの値に従って、アキュムレータの値が変化します。

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アセンブルオプション-isaを用いてRXv2以降の命令セットを指定した場合にアセンブルできます。

 

【命令フォーマット】

構文

対象

コードサイズ

(バイト)

src

Adest

RACL src, Adest

#IMM:1(注)

(IMM:1 = 1〜2)

A0, A1

3

弊社の「RXファミリアセンブラ」では、即値(IMM:1)は、1〜2を指定してください。命令コードには、-1した値が埋め込まれます。

 

【フラグ変化】

フラグは変化しません。

 

【記述例】

RACL  #1, A1
RACL  #2, A0